結婚式の費用は、調査によって300万円前後から340万円台まで幅があります。リクルートの調査では、2024年調査の平均が343.9万円、2025年調査(挙式と披露宴を両方行った人)が298.6万円でした。ただし、この2つは対象が違います。当サイトは、式場の公式サイトに載る50〜70名のプランの総額を集めました。安い順に並べて真ん中の式場の金額(中央値)は、195万円です(金額を確認できた132式場、2026年10月13日時点)。

どれも平均か中央値です。人数や地域、見積もりの出し方で大きく動きます。式場探しの初期は、見学の前に費用と条件で絞っていい。見学の予定を入れるのは、そのあとで間に合います。

平均は300万〜340万円台。ただし前年とは比べられない

「ゼクシィ結婚トレンド調査2024」は、リクルートが2024年10月に公表しました。対象は、2023年4月〜2024年3月に挙式か披露宴・パーティーを行った『ゼクシィ』の読者とネット会員です。総額の平均は343.9万円、招待客の平均は52.0人です。総額は、2021年調査の292.3万円から3年続けて上がっています。

2025年からは、リクルートブライダル総研の「結婚マーケット調査2025」(2026年1月公表)に変わりました。対象は、2024年4月〜2025年3月に国内で挙式、披露宴、結婚を機とした食事会のどれかを行った全国20〜49歳の男女です。ゼクシィの利用者に限りません。

挙式と披露宴・パーティーを両方行った人の総額は平均298.6万円で、いちばん多い価格帯は300〜350万円(18.6%)でした。招待客は平均57.2人です。

対象が違います。報告書も、2024年までの調査との過去比較はしないと断っています。343.9万円から298.6万円に「下がった」とは読めません。

平均は「よくある金額」を指しません。2024年調査では、総額が100万円台の人も700万円以上の人もいて、いちばん多い区分(400〜450万円未満)でも14.6%でした。2025年調査も、いちばん多い価格帯で2割に届きません。

スタイルでも変わります。2025年調査では、全体の平均が210.1万円。挙式のみが140.4万円、結婚を機とした食事会のみが39.5万円でした。

地域差は大きい。首都圏と北海道で150万円以上

地域でも差が出ます。2024年調査の地域別で、総額の平均がいちばん高いのは首都圏の374.8万円です。九州は363.6万円、東海は348.0万円、関西は336.7万円。いちばん低い北海道は221.5万円で、首都圏とは150万円以上の差があります。

この地域は、挙式をした場所ではなく、結婚前の妻の居住地で分けた集計です。式場のある県の金額と同じとは限りません。

公式サイトの数字で見る50〜70名の総額

公式サイトの数字(2026年10月13日時点)。母数と算出方法は /data。

ここからは当サイトの集計です。当サイトは、式場の公式サイトに載っている50〜70名前提のプランの総額を集めています。挙式と披露宴を合わせた金額です。同じ人数のプランが複数ある式場はいちばん安い金額を使い、挙式料だけの金額や1名あたりの料理代は入れていません。

金額を確認できた132式場を安い順に並べると、真ん中の式場の金額は195万円です。これが中央値です。平均だと、ごく高い式場や安い式場に引っ張られます。そのため中央値にしました。

50〜70名としたのは、招待客の平均が52.0人(2024年調査)、57.2人(2025年調査)で、この範囲に入るからです。

都道府県別の中央値は次のとおりです。金額を確認できた式場が少ない県は載せていません。

都道府県別の費用の中央値(50〜70名のプランの総額)
都道府県費用の中央値金額を確認できた式場
東京都239万円24件
神奈川県200万円11件
愛知県182万円17件
大阪府199万円11件
福岡県179万円11件

式場ごとの金額と確認日は、各式場のページに載せています。

先ほどの調査とは、並べて比べられません。リクルートの数字は、実際に払った人の回答です。こちらは、式場が公開しているプランの金額で、金額を載せていない式場は入っていません。測っているものが違います。公式サイトの金額は、見学で見積もりをもらう前の入口の目安として使います。

見積もりから上がった人は48.2%

見積もりは、あとから動きます。結婚マーケット調査2025は、見積もりと支払い額の差も聞いています。見積もりより上がった人が48.2%、変わらなかった人が36.3%、下がった人が15.4%でした。ほぼ2人に1人が上がっています。増加額は、上がった人の平均で70.4万円です。

費目別の平均も見ます。人数で変わる料理と飲み物は57.6万円。人数で変わらない司会は19.1万円、ビデオ撮影は16.0万円でした。その費用を払った人だけの平均なので、足しても総額にはなりません。

公式サイトの金額を見るときは、前提の人数、含まれる内容、税込か税別かを確かめます。そこが分かれば、見積もりとの差がどこから出たかを後から追えます。

実際に払う額は、ご祝儀と親の援助で変わる

総額がそのまま持ち出しになるわけではありません。

2025年調査には、挙式と披露宴を1回ずつ行った人の数字があります。総額からご祝儀(会費制なら会費)を引いた自己負担額は、平均158.9万円でした。ご祝儀制だった人のご祝儀総額は、平均187.1万円です。回答は、どちらも約90人と少なめです。2024年調査の自己負担額は平均161.3万円ですが、挙式のみの人も含む集計なので、2025年調査とは並べません。

この自己負担額は、親や祖父母の援助を引く前の数字です。援助を挙式・披露宴・食事会に使った人は、回答者全体の48.0%。使った金額は平均106.1万円です(2025年調査)。使わなかった人も、52.0%います。

ご祝儀は当日に受け取るお金です。式場への支払いが当日より前に済む場合は、いったん自分たちで用意します。支払いの時期は、見積もりの段階で聞けます。

見学の前に、人数・上限・条件で絞る

まず人数です。親族と友人を数えれば、仮の人数は出せます。招待客の平均は52.0人と57.2人ですが、2025年調査の報告書は、30〜40人未満、50〜60人未満、100〜110人未満に山があると書いています。少人数から大人数まで幅広いので、見るのは自分たちの人数に近い数字です。

次に費用の上限です。自己負担に出せる額に、ご祝儀と親の援助の見込みを足して、総額の上限にします。見積もりから上がった人は、半数近くいました。編集部は、上限ぎりぎりの式場は先に外すほうがいいと考えます。

最後に条件です。公式サイトで確かめられるものから使います。

  • 持込ができるか
  • 最寄り駅からの距離
  • ナイトウェディング(夜の挙式・披露宴)ができるか
  • 宿泊施設があるか

どれも、見学の前に調べられます。当サイトの式場ページには、これらを公式サイトの確認日つきで並べています。

もう一つ、契約のタイミングです。日本ブライダル文化振興協会は、消費者庁の解約料に関するヒアリング(2024年4月)に出した説明資料で、結婚式の消費者トラブルの多くは契約が成立した直後の解約の申し出だと述べています。例に挙げているのは、「契約後に違う会場を見たら、そっちが良かった」「親に相談したら反対された」といった相談です。編集部は、契約の前に他の式場も見て、家族にも相談しておくほうがいいと考えます。

平均を見ても、自分たちの金額は決まりません。決まるのは人数と式場、そして見積もりです。人数と式場の条件は、見学の前に数字で絞れます。県や市ごとの費用の目安と条件は式場一覧で、集計の母数と算出方法はデータのページで確認してください。

よくある質問

結婚式の費用の平均はいくらですか。

リクルートの調査では、2024年調査(ゼクシィ結婚トレンド調査)が343.9万円、2025年調査(結婚マーケット調査、挙式と披露宴を両方行った人)が298.6万円です。対象が違うため、2つは比べられません。分布も広く、いちばん多い価格帯でも2割に届きません。

50〜70名の結婚式は、公式サイトの金額でいくらですか。

当サイトが公式サイトで金額を確認できた132式場の中央値は195万円です(2026年10月13日時点)。同じ人数のプランが複数ある式場は、いちばん安い金額を使っています。母数と算出方法は /data にあります。

見積もりより高くなることはありますか。

結婚マーケット調査2025では、48.2%が見積もりより上がったと答え、上がった人の増加額は平均70.4万円でした。前提の人数、含まれる内容、税込か税別かを、見学のときに確かめてください。

ご祝儀を引くと、自己負担はいくらですか。

2025年調査で、挙式と披露宴を1回ずつ行った人の自己負担額(総額からご祝儀または会費を引いた額)は平均158.9万円でした。親や祖父母の援助は引いていません。援助を結婚式に使った人は48.0%で、平均106.1万円です。ご祝儀制だった人のご祝儀総額は平均187.1万円でした。

地域によって結婚式の費用は違いますか。

2024年調査では、総額の平均が首都圏で374.8万円、北海道で221.5万円と、150万円以上の差がありました。地域は、挙式をした場所ではなく結婚前の妻の居住地で分けた集計です。