家族婚・少人数の結婚式でも、総額は人数と同じ割合では下がりません。リクルートの調査報告書は、料理と飲み物、引出物などのギフトを人数で変わる費目とし、挙式料、衣裳、撮影、司会は変わらない費目に分けています。ゼクシィ 結婚トレンド調査2024調べでは、招待客の平均が約4割減った2018年調査から2021年調査にかけて、総額の平均は約2割しか下がっていません。

会場は、公式サイトの最少人数で絞れます。最少人数か、最も小さい披露宴会場の着席人数が30名以下と確認できた式場は、当サイトで164式場です(2026年10月13日時点)。見学の予約は、人数と費用の上限で絞ってからで間に合います。

招待客が30人未満の結婚式は、どれくらいあるか

家族婚は、家族と親族だけを招く結婚式です。ゼクシィの解説記事も、「家族・親族」の枠に入る人だけを招く式と説明しています。対象は両家の父母、祖父母、きょうだいなど。人数は10人未満、10〜20人未満、20〜30人未満の3区分で扱っています。何人以下なら家族婚、という決まりは、確認した範囲で見つかりませんでした。当サイトは、30名以下を少人数の目安にしています。

実際の人数を見ます。挙式と披露宴・パーティーを両方行った人の招待客は、平均57.2人です(結婚マーケット調査2025調べ、2026年1月公表)。人数の幅は広く、30〜40人未満、50〜60人未満、100〜110人未満に山があります。30人未満の3つの人数帯(10人未満4.5%、10〜20人未満10.3%、20〜30人未満12.0%)を足すと26.8%。4人に1人強です。

「結婚を機とした食事会(会食スタイルの結婚式や親族中心の食事会)」だけを行った人は、招待客が平均22.7人でした。同じ3つの人数帯を足すと70.9%です。

家族婚の人数は、誰まで呼ぶかで決まります。親・親族の人数は、両方を行った人で、夫側が平均14.7人、妻側が平均15.0人。足すと30人ほどです。

費用の目安は、行う内容で平均39.5万円から298.6万円まで開く

結婚マーケット調査2025調べで、何を行ったかで分けた総額の平均を見ます。

  • 挙式と披露宴・パーティーの両方:298.6万円(招待客は平均57.2人)
  • 挙式のみ(披露宴・パーティーは行わない):140.4万円
  • 結婚を機とした食事会のみ:39.5万円(招待客は平均22.7人)

上と下の差は、およそ260万円です。上の2つの区分には、食事会を行った人も含まれます。食事会のみは、73.5%が50万円未満でした。家族婚がどの区分に入るかは、答えた人の呼び方しだいです。この3つは、費用の幅をつかむ目安として使います。

人数帯ごとの総額を集計した表は、確認した3つの資料(結婚マーケット調査2025の概要報告書と詳細報告書、ゼクシィ結婚トレンド調査2024)にありません。ゼクシィの解説記事には、ゼクシィ結婚トレンド調査2024(全国推計値)の数字として人数帯別の費用が載っていますが、人数帯ごとの回答数が記事に見当たらないため、ここでは使いません。50〜70名の式の費用は、結婚式の費用相場にあります。

人数を減らしても、総額は同じ割合では下がらない

結婚マーケット調査2025の詳細報告書は、費目を「招待客人数によって変動する費目」と「変動しない費目」に分けています。

  • 変動する費目:料理と飲み物(平均57.6万円)、ゲストに渡すギフト(引出物、引菓子、プチギフトなど。14.7万円)
  • 変動しない費目:挙式料(67.6万円)、司会(19.1万円)、妻側の衣裳(14.1万円)、スナップ撮影(14.7万円)、ビデオ撮影(16.0万円)など

どれも、その費用を払った人だけの平均で、足しても総額にはなりません。見積もりで下がるのは、主に料理と飲み物、ギフトの項目です。挙式料や司会、衣裳、撮影の項目は、人数を減らしても残ります。

年ごとの平均は、ゼクシィ 結婚トレンド調査2024調べ(2024年10月公表)で比べます。結婚マーケット調査2025は対象を広げたため、2024年までの数字とは比べられません。

2018年調査から2021年調査にかけて、招待客の平均は69.4人から42.8人へ約4割減りました。総額の平均は357.5万円から292.3万円。約2割の減少です。招待客1人あたりの費用の平均は、6.5万円から9.8万円に上がりました。招待客が52.0人だった2024年調査は8.6万円です。

報告書は、20人未満の式の割合が2020年調査から2021年調査にかけてコロナ禍で増え、その後は3年続けて減ったと書いています。比べている2021年調査は、20人未満が23.5%を占めた年です。同じ式場で人数だけを変えた比較ではありません。傾向を見る数字として読んでください。

人数で変わらない費用がある以上、少人数ほど1人あたりは高くなる計算です。平均の8.6万円に人数をかけても、少人数の総額は出せません。

ご祝儀の総額は来る人の数に左右されるので、人数を減らすと、費用が下がる一方でご祝儀も小さくなります。ゼクシィの解説記事も、ゲストが少ないとご祝儀が少なくなり、自己負担が意外に多くなることがあると書いています。

結婚マーケット調査2025調べでは、挙式と披露宴・パーティーを1回ずつ行った人で、ご祝儀総額の平均が187.1万円、自己負担額の平均が158.9万円でした。ご祝儀総額は、ご祝儀制の披露宴を行った人だけの平均です。自己負担額は総額からご祝儀(または会費)を引いた額で、親や祖父母の援助は引いていません。回答は約90人と少なめで、家族婚に限った数字でもありません。

少人数に向く会場は、公式サイトの最少人数で見分ける

探す順番は、最少人数からです。公式サイトに「○名から」「少人数○名〜」とあれば、その人数が目安です。書いていなければ、会場紹介から、最も小さい披露宴会場の着席人数を読み取ります。

確かめる点は次のとおりです。

  • 最少人数と、最も小さい会場の着席人数。後者は部屋の定員です。少人数でも受けてもらえるかは、問い合わせて確かめます。
  • プランの前提人数と、人数が増えたときの追加料金。「10名で○○万円」は、その人数で組んだ金額です。会場の最少人数ではありません。
  • 料金に含まれる範囲。挙式料、会場使用料、料理、衣裳、撮影、司会のうち、どこまで入っているか。
  • 親族の移動。最寄り駅からの徒歩、駐車場、段差、宿泊の提携。祖父母を呼ぶなら、先に見ておきます。

ゼクシィの解説記事は、小さな宴会場がなく少人数の式に対応していない会場があること、宴会場が人数に対して大きすぎると寂しく、小さすぎると圧迫感が出ることを注意しています。広さの感じ方は、見学に行かないと分かりません。披露宴の会場を持たない神社や教会は、「親族○名まで」のように、挙式の参列人数で案内していることがあります。会場の型ごとの特徴は、レストランウェディングの費用と特徴とホテルウェディングの費用と特徴にまとめました。

公式サイトの記載を数えた

公式サイトの数字(2026年10月13日時点)。母数と算出方法は /data。

式場の公式サイトから、最少人数の記載か、最も小さい披露宴会場の着席人数を抜き出して記録しています。人数が読み取れた式場のうち、30名以下だったのは164式場です。30名は当サイトの目安で、調査の人数帯とは別の線です。

注意点が3つあります。

  • 数えたのは、人数が読み取れた式場だけです。書かれていない式場を、少人数に対応しない式場とは見ていません。
  • 神社や教会のうち、披露宴や会食を行わない式場は、この数に入りません。
  • 「10名で○○万円」のような料金プランの前提人数は、使っていません。

この数は、少人数に対応する式場の総数とは違います。当サイトが公式サイトを確認した式場の中で、数えられたものだけです。

見学の前に、人数と費用の上限で絞る

見学の前に決めておくのは、人数と費用の上限です。呼びたい人の名前を挙げて、人数を決めます。費用の上限は、二人で出せる額に、親や祖父母の援助の見込みとご祝儀の見込みを足した額です。ご祝儀は、人数が少ない分、少なめに見ておきます。そのうえで、人数が合う式場を、公式サイトで数件に絞ります。

見積もりは、同じ人数、同じ内容でそろえてもらうのが基本です。人数を増やしたとき、減らしたときの料金も聞いておきます。見積もりが上がる理由は、結婚式の見積もりはなぜ増えるのかにまとめました。見学で聞くことは、式場見学で確認することにあります。急がされても、その場で契約はしません。

県や市から式場を探すなら /venues、集計の母数と算出方法は /data にあります。

よくある質問

家族婚とは、何人くらいの結婚式ですか。

家族・親族だけを招く結婚式です。何人以下という決まりは確認した範囲で見つかりませんでしたが、ゼクシィの解説記事は10人未満、10〜20人未満、20〜30人未満の3区分で説明していて、当サイトは最少人数か最も小さい披露宴会場の着席人数が30名以下の式場を、少人数の目安にしています。

家族婚・少人数の結婚式の費用は、いくらくらいですか。

人数別に総額を集計した表は、確認したリクルートの調査資料にありませんでした。結婚マーケット調査2025調べの平均は、挙式のみが140.4万円、結婚を機とした食事会のみが39.5万円、挙式と披露宴・パーティーの両方が298.6万円です。費用の幅をつかむ目安にしてください。

人数を減らすと、1人あたりの費用は高くなりますか。

年ごとの平均では、招待客が少ない年ほど高く出ています。ゼクシィ 結婚トレンド調査2024調べでは、招待客の平均が69.4人(2018年調査)から42.8人(2021年調査)に減ったとき、1人あたりの費用の平均は6.5万円から9.8万円に上がりました。人数で変わらない費用が残るためと、編集部は見ています。同じ式場で人数だけを変えた比較ではありません。

ご祝儀が少ないとき、自己負担はどう考えますか。

総額から、ご祝儀の見込みと親や祖父母の援助を引いて考えます。ご祝儀の総額は来る人の数に左右されるので、人数を減らすと小さくなります。結婚マーケット調査2025調べでは、挙式と披露宴・パーティーを1回ずつ行った人で、ご祝儀総額の平均が187.1万円(ご祝儀制の人)、自己負担額の平均が158.9万円でした。この自己負担額は総額からご祝儀(または会費)を引いた額で、親や祖父母の援助は引いていません。回答は約90人で、家族婚に限った数字ではありません。

少人数に対応している結婚式場は、どう探しますか。

公式サイトで、最少人数の記載か、最も小さい披露宴会場の着席人数を見ます。「10名で○○万円」のようなプランの前提人数は、会場の最少人数とは別です。当サイトで30名以下と確認できた式場は164式場です(2026年10月13日時点)。式場の一覧は /venues、集計の算出方法は /data にあります。