ホテルウェディングは、ホテルの建物の中で挙式や披露宴をする結婚式です。披露宴・パーティー・食事会の会場にホテルを選んだ人は25.8%です。結婚式場(式場、ゲストハウスなど)の40.5%に次いで多くなっています(結婚マーケット調査2025調べ)。費用は、ホテルだから高いとは決まりません。ゼクシィ結婚トレンド調査2024では、総額の平均が、ホテルのほうが一般の結婚式場より高い地域と、低い地域に分かれました。ホテルを比べるときは、見積もりの中身、宿泊、駐車場、バリアフリーを見ます。どれも公式サイトと問い合わせで、見学の前に確かめられます。式場は、費用と条件で先に絞って大丈夫です。
披露宴などの会場に、ホテルを選んだ人は25.8%
リクルートブライダル総研の結婚マーケット調査2025(2026年1月公表)は、会場も聞いています。対象は、2024年4月〜2025年3月に、国内で挙式、披露宴・パーティー、結婚を機とした食事会のどれかを行った20〜49歳の男女です。
選ばれた会場の割合は、次のとおりです(詳細報告書157・170ページ。主な区分だけを載せています)。
| 会場 | 挙式(583人) | 披露宴・パーティー・食事会(692人) |
|---|---|---|
| 結婚式場(式場、ゲストハウスなど) | 54.7% | 40.5% |
| ホテル | 22.0% | 25.8% |
| レストラン | 4.2% | 11.6% |
人数は補正後の調査数です。ホテルや式場の中にあるレストランは、別の区分です。2025年から調査の対象が変わったため、前年までの調査とは比べられません。
ホテルの総額は、一般の式場より高い地域も、低い地域もある
会場の種類で分けた総額は、結婚マーケット調査2025の報告書にありません。統合前のゼクシィ結婚トレンド調査2024(リクルート、2024年10月公表)の、地域別の報告書にあります。調査の対象は、2023年4月〜2024年3月に挙式か披露宴・パーティーを行った『ゼクシィ』の読者とネット会員です。
次の表は、披露宴・パーティーを行った会場の種類ごとに、挙式、披露宴・ウエディングパーティーの総額の平均を並べたものです(金額を答えた人のみ。括弧内は調査数)。
| 地域 | 一般の結婚式場 | ホテル |
|---|---|---|
| 首都圏 | 380.6万円(191人) | 415.5万円(110人) |
| 関西 | 366.8万円(223人) | 316.2万円(82人) |
| 東海 | 362.9万円(170人) | 346.1万円(46人) |
| 九州 | 385.9万円(164人) | 359.1万円(61人) |
| 北海道 | 239.5万円(116人) | 226.7万円(38人) |
ゼクシィ 結婚トレンド調査2024調べ(各地域の報告書208ページ)。地域は妻の結婚前の住所で分けています。ゲストハウスは別の区分です。
この5地域では、ホテルの平均が一般の結婚式場より高いのは首都圏だけで、ほかの4地域は低くなっています。ホテルだから高いとは言えません。ただし、2023年4月〜2024年3月に式を挙げた人の平均で、いまの見積もりではありません。ホテルの調査数は38〜110人です。報告書は、調査数の少ない区分は誤差が大きいので参考程度に見るよう、注記しています。
比べるときは、同じ人数、同じ日取り、同じ料理のランクで、ホテルとほかの式場の見積もりを並べます。ホテルでは、宿泊と駐車場の料金が入っているかも確かめます。見積もりが増える理由は見積もりの記事、全体の相場は結婚式の費用相場にあります。
ゲストは同じホテルに泊まれるのか
ホテルだから泊まれる、とは言い切れません。式の日の空室も、新郎新婦やゲストの宿泊が優待の対象になるかも、確かめないと分からないからです。
見学では、新郎新婦の宿泊は前泊か当日か、プランに含まれるのかを確かめます。ゲスト向けの優待料金、部屋を押さえられる数と期限も尋ねます。宿泊のキャンセル料が婚礼の契約と同じ決まりかは、契約の前に確認します。
宿泊費は、見積もりが増えやすい項目でもあります。ゼクシィの記事(2021年3月時点。結婚式を挙げた271人へのアンケート)は、最後の段階でゲストの宿泊費が出てきやすいとして、初期の見積もりに入れてもらうようにしてもよい、と書いています。泊まるゲストがいそうなら、最初から入れてもらいます。夜に式が終わるなら、泊まれることは帰り道の選択肢にもなります(ナイトウェディングの記事)。
駐車場の台数は、婚礼のゲスト分を聞く
駐車場は、宿泊客やレストランの利用者と共用のことがあります。車で来るゲストの人数を数えてから、次のことを聞きます。
- 婚礼のゲストが使える台数(ホテル全体の台数とは別に)
- 料金。無料の時間があるか、ゲストに駐車券を渡せるか
- 高さ制限。ミニバンなど背の高い車が入るか
- 満車のときの案内。近くの提携駐車場や、送迎バスがあるか
車椅子で来るゲストがいるなら、車椅子用の駐車スペースの有無と、そこから入口までの道筋も確かめます。運転して来るゲストはお酒を飲めないので、送迎や宿泊も確認すると、案内状に書けます。
バリアフリーの基準は、建てた時期と広さで違う
バリアフリー法では、ホテルは、国の基準に合わせる義務がかかる建物の種類に入っています。国土交通省の資料によると、義務がかかるのは、床面積2,000㎡以上の新築・増築・改築・用途変更のときです。増築や改築は、その部分だけが対象です。2,000㎡未満の建物と、すでに建っている建物は、合わせるよう努める義務(努力義務)にとどまります。
この基準は、同じ資料で「最低限のレベル」とされています。2025年6月1日施行の改正で、車椅子で使えるトイレは原則、建物の階ごとに1つ以上になりました。車椅子で使える駐車スペースは、駐車場の台数が200台以下なら、その2%以上です(国土交通省の報道発表、2024年6月18日)。古いホテルが、今の基準で造られているとは限りません。
見学では、道筋を歩いて確かめます。駐車場や入口から、挙式会場、披露宴会場、控室、トイレまで、段差なしで行けるか。エレベーターの位置と大きさ。車椅子で座れる席。ベビーカーを置く場所と、授乳室。エレベーターやロビーは、宿泊客や別の宴会と共用のことがあるので、式の日の混み具合も尋ねます。「バリアフリー対応」とあっても、どこまで対応しているかを具体的に聞きます。
ホテルの式場の数と、宿泊の記載を数えた
公式サイトの数字(2026年10月13日時点)。母数と算出方法は /data。
当サイトに載せている式場のうち、公式サイトの記載からホテルの式場と分けたのは102件です。
宿泊は、公式サイトの記載を、同じ建物か敷地内に宿泊施設がある、提携ホテルがある、宿泊なしと書かれている、のどれかで記録しています。このどれかが読み取れた式場のうち、同じ建物か敷地内に宿泊施設があるとされた式場は40%です。ホテル以外も含めた、載せている式場全体の割合です。
何も書かれていない式場は、母数にも、宿泊なしにも数えていません。「宿泊なし」とまで書く式場は少ないはずなので、割合は高めに出ていると編集部は推定しています。日本の式場全体の割合として読まないでください。
見学の前に、費用と条件で絞る
宿泊、駐車場、バリアフリーは、公式サイトの記載と問い合わせで、見学の前に並べられます。書かれていない項目は、見学で聞く質問に回します。聞くことの一覧は式場見学で確認することにあります。
式場ごとのページには、公式サイトに書かれていた宿泊、駐車場の台数、バリアフリーの対応を載せています。載っていない項目があっても、「ない」と決めつけないでください。ホテルだけを並べるならホテルウェディングの一覧、県や市から探すなら式場の一覧、集計の母数と算出方法はデータのページにあります。
この記事の出典は、2026年10月12日に確認しました。
よくある質問
ホテルウェディングとは、どんな結婚式ですか?
ホテルの建物の中で、挙式や披露宴をする結婚式です。結婚マーケット調査2025では、披露宴・パーティー・食事会の会場にホテルを選んだ人が25.8%で、結婚式場(式場、ゲストハウスなど)の40.5%に次いで多くなっています(692人・補正後)。
ホテルウェディングの費用は、ほかの式場より高いですか?
地域によって違います。ゼクシィ結婚トレンド調査2024の地域別の報告書では、挙式、披露宴・ウエディングパーティーの総額の平均は、首都圏でホテル415.5万円、一般の結婚式場380.6万円とホテルが高く、関西、東海、九州、北海道ではホテルのほうが低くなっています(2023年4月〜2024年3月に式を挙げた人の平均)。同じ人数、日取り、料理のランクで、見積もりを並べて比べます。
ホテルウェディングなら、ゲストは同じホテルに泊まれますか?
式場ごとに違います。当サイトが公式サイトの記載を読み取れた式場のうち、同じ建物か敷地内に宿泊施設があるとされたのは40%です(2026年10月13日時点。ホテル以外も含む割合)。式の日の空室、ゲスト向けの優待、宿泊のキャンセル料の決まりを確かめます。
ホテルウェディングの駐車場は、何を確かめればいいですか?
婚礼のゲストが使える台数、料金(無料の時間があるか)、高さ制限、満車のときの案内を聞きます。駐車場は、宿泊客やレストランの利用者と共用のことがあります。車椅子のゲストがいるなら、車椅子用の駐車スペースの有無も確かめます。
ホテルウェディングは、バリアフリーに対応していますか?
式場ごとに確かめます。バリアフリー法では、ホテルは国の基準に合わせる義務がかかる建物の種類に入っていますが、義務がかかるのは床面積2,000㎡以上の新築、増築、改築、用途変更のときです。すでに建っている建物は努力義務で、建てた時期によって設備が違います。駐車場から会場までの道筋、エレベーター、トイレを見学で確かめます。




